2022年02月15日

お粥のおともに薬膳ふりかけ

こんにちは。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

平日の今日は、わが家の2匹さんが食べているごはんを紹介します。

最近出番の多いお粥。



今日はさつまいもを一緒に入れて、少しほっこり炊き上げました。
炊いたごはんから作ったので、時間短縮したお粥でした。


上からパラパラと振りかけたのは「薬膳ふりかけ」
お粥の時、ふりかけがあるととても便利です。
せっかくふりかけを作るなら、薬膳効果を十分得られるようにしたいと考えて、
今日は「しらすとナッツのゴマ油炒め」を作りました。



薬膳テーマは、「冷えからくる血行不良対策のためのふりかけ」です。

毎年2月は立春が過ぎると、私はつい「春が来た!」と浮かれてしまい、
真冬の時期より冷えてしまうことがあります。
特に今年はこの数年に比べて寒いようなので、わが家の犬にも猫にも、冷やさないように
元気に春を迎えてほしい!と思っています。
特に足腰に気を付けたいお年頃のしおんのために、準備しました。

しらすは主に、カタクチイワシの稚魚。
薬膳的には、体を温めて元気を補ってくれる働きがあります。
また、血を補い、血流を良くしてくれる働きがあり、
疲労や老化にも効果あり。
また、丸ごと食べられるお魚なので、カルシウムなどの栄養も丸ごと摂る事ができ、強筋骨の食材でもあります。
小さいお魚なので、すぐに火が通る所もお気に入りです。

一緒に合わせたナッツ。
こちらも様々な栄養が含まれています。
あの小さな一粒が、大きな木に成長するのです。
たっぷりの栄養が詰まっています。
今日のナッツは、
寒い時に気を付けたい「腎」を補うカシューナッツとくるみ。
そして、乾燥から守ってくれるアーモンドと白ゴマを合わせました。
ゆっくりと歳を重ねるための組合せです。


ワンちゃん猫さんのごはんの上に、パラパラっと試していただけます。

もちろん人のふりかけにも。
塩やお醤油をちょこっとたして、お試しください。

【今日のごはんに入っているもの】
「薬膳ふりかけ」 しらす干し・くるみ・アーモンド・カシューナッツ・白ゴマ・ごま油
「お粥」     お米・さつまいも・チンゲン菜・鶏むね肉・鶏のスープ

ワンちゃんや猫さんも、美味しいものが大好きです。
ワンちゃん猫さんとの毎日が、楽しい日々でありますように。


  


2022年02月09日

白きくらげを炊いてみた

こんにちは。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

平日の今日は、わが家の2匹さんが食べているごはんを紹介します。


今日もごはんを待っています。

白きくらげとハスの実を、ごはんと一緒に炊いてみました。

薬膳素材の白きくらげ。
乾燥しがちな季節には、肺を潤して空咳などに良いとされています。
肌を潤してくれる食材としても、強い味方です。

でも、この白きくらげをお肌の潤いの強い味方にするためには、トロトロに煮てあることが大切だそう。
そして、トロトロにするのは、なかなか手間がかかります。
今の季節は、わが家はストーブに鍋を乗せて煮ていますが、
それでもなかなか時間がかかって、登場回数が少なくなっていました。


それで、炊飯器で炊いてみたところ、


柔らかくトロンと炊き上がりました。
一緒に入れたハスの実も、とても柔らかくなりました。

もちろんスープやデザートも美味しいですが、
簡単に使うなら、こんなのもありだと思います。
(もしそれは違う!ということをご存知の方がいらっしゃいましたら、そっと教えてくださいませ)

ある日のごはん。
里芋のスープと菜の花のくるみ和えをトッピング。
茹でた鶏肉も一緒に和えました。

犬のごはんと


猫のごはんと。


飼い主も一緒のお惣菜。
飼い主用にだけ、「からし」をアクセントに入れています。

いつも、白みそと信州みそをブレンドして使っています。
冬は甘めの白みそが多めで、暑い時期には白みそを減らします。
寒い時は白みそを多めに使うことで、風味も甘みも増して、美味しくなるように思います。
そしてとても温まります。
犬猫用にも、ブレンドした少量のみそで味付けしています。
このくらいの塩分は、水分を取れているワンちゃんや猫さんには問題ありません。
みそは香りを増して食欲増進にも役立ちますね。

【今日のごはんに入っているもの】
ごはん:白きくらげ・ハスの実
スープ:里芋・にんじん・鶏のスープ
乗せたもの:茹でた菜の花・くるみ・白みそ・信州みそ・茹でた鶏肉

ワンちゃんや猫さんも、美味しいものが大好きです。
ワンちゃん猫さんとの毎日が、楽しい日々でありますように。


  


Posted by しおんママ at 12:48Comments(0)猫の手作りごはん薬膳ごはん

2022年02月02日

お粥いろいろ、ペットのごはん。

こんにちは。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

今年は雪が多いですね。
それでも陽射しが出ると、溶けるのも早くなってきたようですね。
明日は節分。
そして立春へと続きます。
まだまだ寒いですが、そろそろ春の準備をしたい時期です。


平日の今日は、わが家の2匹さんが食べているごはんのご紹介。


早く食べたい犬と猫。


白菜とえのきを煮込んだシンプルなお粥。
鶏肉と黒練りゴマをかけました。

ゴマは固い殻に包まれているので、炒ってすりごまにするか練りゴマを使いたい食材。
わが家では練りゴマをよく使っています。
香りがいいので、犬も猫も喜んで食べてくれます。



くるみのお粥

お米を炊くときに、くるみを一緒に入れました。
お粥が炊き上がった後、器に盛り、野菜の水煮と鶏肉を加えました。
くるみを入れると、全体にくるみの皮の色になりますね。


黒ゴマもくるみも、腎を助けてくれる食材です。
中医学で「腎」は、非常に大切な臓腑です。
現代医学の腎臓の機能だけではなく、「腎」は生命エネルギーが収められていると考えています。
なので、「腎」の働きが弱ったり衰えると、体調に変化が出てきます。
特に年齢に伴なう体調不良にもつながります。
ゆっくりと歳を重ねるためにも、「腎」を補い大事にしていきたいものですね。


お粥の材料
「白菜とえのきを煮込んだシンプルなお粥」
材料:米・白菜・えのき・黒ゴマ・鶏肉・鶏のスープ

「くるみのお粥」
材料:米・くるみ ・里芋・みかんの皮(干したもの)を少し・小松菜・鶏肉・鶏のスープ

作り方は簡単です。
どちらのお粥も、中華粥の作り方で作っています。
1,米を洗い水に浸けておく。
2,鶏のスープを沸騰させたところに、米と他の材料も入れ、30~40分炊く。
3,器に盛って、トッピングをして出来上がりです。

※熱々ですので、よく冷ましてあげてくださいね♪
※もちろん飼い主さんにもおすすめのお粥。
 塩で味を調えて、お召しあがりください。

お粥はお腹を温めてくれます。
消化器を休めるためにも、土用のこの時期に食べたいごはんです。

ワンちゃんや猫さんも、美味しいものが大好きです。
ワンちゃん猫さんとの毎日が、楽しい日々でありますように。



  


2022年01月26日

冬の土用に何食べる

こんにちは。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

1月も下旬になり、だいぶ日が長くなりましたね。
朝晩の散歩をしていると、変化がよくわかります。
日差しも少し強くなってきたようです。
雪はありますが、明るさが増してきたようですね。

2月4日は立春。
暦の上では春になります。
その前日の節分までの2週間は「土用」と言われる時期です。
土用は次の季節に移るための準備期間。
「少し体を休ませましょう」の時期だと言われています。
特に休ませたいのは、胃腸です。

中医学で季節によって、対応している内臓や過ごし方の注意点などがあります。
土用に対応するのが「脾」。
脾は現在の消化器にあたります。
土用は特に脾をいたわりたい時期なのです。

食べたもので身体は作られていますが、胃腸が弱ければ、せっかく食べても体の中で使うことができません。
なので、土用の時期の今は、特に消化器を大切にしたい季節です。
ワンちゃん猫さん、そして人も同じです。

そして次に来る季節は春。
ウキウキする季節の前に、まず体を備えておきたいです。


わが家のごはん。



今日も楽しくごはんを待っています。


わが家では、冬の寒さも考えながら土用を意識して春の準備を始めました。
よく登場するのが大根とはと麦です。





大根と豚肉、大豆と昆布の煮ものごはん

お惣菜を乗せたようなごはんです。
味を付ける前に、取り分けておいて、冷めてからごはんにのせました。

大根は消化酵素の働きで、胃のもたれや消化不良やお腹の張りなどの不快感を解消します。
食べすぎた時には特におすすめの食材ですね。
また、胃に熱がたまると食欲が止まらなくなることもあります。
この両方にうまく働いてくれるのが大根です。

薬膳では、気の巡りを良くして降ろす働きがあると言われています。
これから急に暖かくなってきたときに、気が上がりやすくなったりするので、
今から食べておきたい食材です。
消化を助けたり胃熱がある時は大根おろしなどで食べると良いですが、
それ以外の時は煮てもいいですね。

お腹を休めたいので、いっぱい食べるのも気を付けたいところです。
わが家の場合、飼い主が一番気を付けなければ・・・と思っています^^:

はと麦も大切。
ごはんを炊くときに一緒に入れると簡単です。

次の季節を元気に過ごすために、今からできることをしておけると良いですね。


ワンちゃん猫さんとの毎日が、楽しい日々でありますように。



  


2022年01月23日

食べると良いモノ、悪いモノ

こんにちは。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

週末に、ペットの中医学・ペットの薬膳をお伝えします。

これまで「犬の元気5点セット」と、
歳を重ねること」をお伝えしました。
今回は食材の考え方を見てみたいと思います。



薬膳では、食材の効果効能をお話しして、
「今はこの食材を、こういう調理方法で食べるのが良いですね」というお話をすることがあります。
中医学は予防を大切に考えるので、食事をとても大切にしています。
食べる人の、その時の体調によって「食べたほうがいいもの、控えたほうがいいもの」があります。

なので、
よくテレビや雑誌などで紹介された食材が大きな話題になりますが、
薬膳の食の効果効能とは、根本的に異なります。

テレビや雑誌で話題になる食材は、これまでもたくさんありました。
たくさんの人が見ている番組なので、「わたし」に合うかは、わからないですね。
テレビでいいと言われた食材を食べ続けて、元気になればもちろんいいのですが、
予期せぬ体調不良がおきたり、太ってしまったり。
よく聞く話です。
それは、食べた人にはその食材が「いい食材」ではなかったということかもしれません。
「食べ続けて体調が悪くなった」というなら、その食材には力があるからこそ、合わないものを食べて体調を崩した、とも言えます。
体質や季節は、いろいろ影響を受けるので、食べ物の癖にも現れたりするのです。

薬膳から見る食材の効果効能は、
まだ化学で分析することができなかった時代の、営養学(中医学では『営』を使います)です。
これが現代の技術で分析されて、見直されているのが中医学であり薬膳です。
季節によっても、年齢によっても、住んでいる場所によっても、
食べたいものは変わってきます。
薬膳の知恵で、ぜひ皆さんが元気で過ごしていただけたらなぁと思っています。

*****

特にワンちゃん猫さんの飼い主さんは、食材の話は気になりませんか?
ペットの食べていいもの悪いものは、現在ネットで検索すると、たくさん出てきます。
昔から言われている「ネギ類」は特に有名ですが、
他にもたくさんあって、中にはごはんも野菜も食べさせてはいけない食材として発信されたりもしています。
あまりにたくさんあると、「だからペットのごはんは手づくりするのが難しい」とも言われます。
もし気になるなぁという方には、ペット食育協会には、「NG食材講座」がありますので、受講していただくと考え方が学べますよ。

「NG食材講座」は、「ペットの食育入門講座」を受講していただいた方のみ受講していただけます。
まずは、「入門講座」を受講してみてくださいね。

ペットの入門講座の詳しいことは→こちらから

ペット食育協会のHPは→こちらから

ワンちゃん猫さんとの毎日が、楽しい日々でありますように。

  


2022年01月18日

雪遊びの後に食べたごはん

こんにちは。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

週の始まりに、わが家の犬と猫が食べたものをご紹介します。

今年は雪が多い長野地方。
雪かきをするかしないかの微妙な積雪なことが多く、
朝カーテンを開けるのに、ちょっと勇気が必要な時がありますね^^

先日の大雪。
雪かきのみなさま、お疲れさまでした。
ワンちゃんたちはどうですか?
雪遊びは好きですか?

わが家の場合

雪の中で張り切る12歳


積極的に遊びたいタイプです♪

楽しく遊ぶ姿は本当に嬉しいです。
そして、楽しく遊んだ後の疲れを、なるべく残さないようにしたいと最近は気を付けています。

私は雪かきの後、肩や背中がだるくなりました。
運動不足気味ですね。
このだるくなったり肩こりになったりすることを
中医学的には巡りが悪くなった状態と考えます。
「血」の巡りが悪くなっているので、肩が凝ってしまったり背中がだるくなったり痛くなったり。

たぶん犬も、背中や足がだるくなっているかなぁと考えて、
そこからごはんの食材を選びました。




イワシの缶詰を使ったごはん

入っている食材は、
・イワシの缶詰
・白菜
・パプリカ
・炊いたごはん
野菜を煮て、いわしの缶詰をごはんに乗せました。
イワシは体を温める働きをする食べ物。
血を補い、活血します。
パプリカは気を巡らしてくれます。
活血と共に取りたい食材です。


焼きサバと春菊の活血ごはん

入っている食材は、
・焼いたサバ
・舞茸
・春菊
・にんじん
・パプリカ
・白菜
サバもイワシと同じく、体を温める食べ物です。
血を補い、活血します。


「活血」とは、血行を促進し、血のとどこおりを解消すること。
イワシやサバにはこの活血の力があると言われています。


たくさん運動した後は、ごはんが楽しみ。

美味しく食べて、元気で過ごしてほしいと思っています。
わが家の犬のしおんと猫のらいかが食べたごはんを中心に、
薬膳ごはんにできることを、お伝えします。
薬膳ごはんは、仲良く元気に暮らす為のごはんかなぁと思っています。

ワンちゃん猫さんとの毎日が、楽しい日々でありますように。

※個別のご相談にはお答えしておりません。
何かご心配事がありましたら、かかりつけの獣医師さんにご相談をお願いいたします。

  


2022年01月11日

お粥2点

こんにちは。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

週の始まりに、わが家の犬と猫が食べたものをご紹介します。
時には、一緒に作った人間用のごはんも、ご紹介するかもしれません。

1月7日は七草粥でした。
お正月に食べすぎたお腹の調子を整えるために、お粥を食べると言われています。
最近では七草粥セットが売られているので、
気楽に七草を楽しむ事ができるようになりましたね。
私も少し前まで、七草のセットを買っていました。
今年はセットは利用せず、大根、白菜、菜の花、えのきを入れてお粥を炊きました。
トッピングはしらす。


七草粥2022

少しぽってりと炊き上げるのが日本のお粥の特徴ですが、
今回、割とさらっと仕上がりました^^;



中華粥

七草から2日後に、お粥再び。
こちらは簡単に、炊いたごはんから作ったお粥です。
お米が主食の国には、各国に「お粥」文化があるようです。
日本と中国では、作り方が違います。
水からお米を入れるか、煮立ったスープにお米を入れるか。
それだけの違いで、雰囲気の違うお粥になるんですね。

今回、鶏からとった出汁を煮たてて、ごはんを入れ、鶏手羽肉を入れました。
他に入っているのは、
生姜と陳皮(ちんぴ)
陳皮はみかんの皮を干したもの。
「陳」というのは古いものという意味があり、陳皮は古いものほど良いとされています。
今回使ったのは、この冬食べたみかんの皮を干したもの。
なので、きれいな黄色になっています。

※もし無農薬のみかんが手に入ったら、皮を干しておくと良いですね。
 お茶にも紅茶にも、お粥にも、いろいろに利用できます。

犬と猫のお粥には、
水で炒めた白菜とにんじん、細切り昆布をトッピング。


今日も美味しく食べてくれてありがとう♪



中華粥 人用

人用のお粥には、ちりめん山椒と塩昆布。

お粥はお腹を温めてくれます。
食べた後、ほんのりと胃の辺りが温かくなるのを感じたら、実はお腹が冷えていたのかもしれません。
お腹を温めることでちょっとした不調を改善することにつながったり、
元気が出たりします。
寒い日が続いています。
冷やさない工夫で、元気な春を迎えたいと思っています。

ワンちゃん猫さんとの毎日が、楽しい日々でありますように。

※個別のご相談にはお答えしておりません。
何かご心配事がありましたら、かかりつけの獣医師さんにご相談をお願いいたします。


  


2022年01月01日

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

とてもとても長い間、このブログを更新できていませんでした。
ペットの食育講座などの情報なども更新できず、大変失礼しました。
今年は気持ちも新たに、これまでとは別の切り口でブログを続けて行けたらと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

2022年の年明け、長野市は雪が積もりました。
日中は陽射しも明るく、嬉しい気持ちの元旦となりました。
今年はいいことがたくさんあると良いですね!





今年も、犬と猫用のおせちを作る事ができました。
とは言っても、本当にシンプルです。
特別なものはありませんでした。







今年用意したお正月ごはんは、
〇ブリの焼きもの
〇筑前煮風
〇ごぼうとにんじんの昆布巻き
〇茹でた黒豆
〇ほうれん草の卵巻き
〇茹でたゆり根
〇菊の花のちらし寿司
何となく薬膳風になっているでしょうか。

どれも、人と一緒に食べられるものばかりです。
黒豆は味付けをしていないのですが、
今年は人の黒豆も、味付けなしで工夫して食べようかなと考えています。
最近、黒豆の風味はお砂糖を使わなくても美味しいなと思います。
ブリは鮭と迷いましたが、骨を取り除く手間がかからないと思ったから。
長野県ではお正月に、鮭とブリ、両方を食べますよね。
筑前煮は薄く味を付けてありますが、人にも犬にも猫にも問題ない範囲です。
人のおせちと一緒に作れて、負担にならないものにしようと考えました。

12歳のゴールデンレトリバーのしおんは、すでに高齢犬と呼ばれる年齢です。
人に換算すると90歳くらいという説もあります。
なので、
「明日から始めよう」とか「いつかやろう」が、言えない年齢です。
新年を無事に迎える事ができて、おせちを準備することができることは本当に嬉しいことでした。

今、食べるものも大切にしたいと思っているのは、
いつか空に帰って行くときに、たくさんの美味しいものを食べた記憶を持っていってほしくて。
それと同時に、楽しい記憶も大切にしたいと思います。

めざしていくのは、元気にお散歩ができて、美味しくごはんが食べられる。
自分で排泄ができる高齢犬。
寝たきりにさせない、元気な生活をめざします。

実は中医学には、工夫できることがたくさんあります。
薬膳は、季節の食べ物だけではありません。
それは人だけでなく、犬や猫にも応用ができる事なんです。
そんなことを綴っていこうと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。


  


2021年08月31日

薬膳ごはん。蒸暑い日のお粥とペットのごはん。

こんにちは♪
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

毎日蒸し暑くて、夏の疲れも気になる頃ですね。
蒸し暑さが気になる時は、お腹に優しいお粥もお勧めです。

日本のお粥は、病気の時に食べるというイメージがありますが、
中国や韓国では、普段の食事からよく食べられています。
作り方もそれぞれの国で少しづつ違っていて、
それがまたなんだか楽しくなってきます。
ぽってりと炊き上がったお粥は何とも言えず美味しくて、
ついつい次は何を作ろうかなぁと考えます。

今日のお粥は、緑豆を炊き込んだお粥にしました。

緑豆は体を冷やすお豆です。
暑気あたりを改善する力が高いので、中国では夏バテ解消のために、夏に良く食べられているようです。
湿気によってたまった水分を排出してくれる力も強いので、
今のジメジメと暑い時期にはぜひ食べたい食材ですね。


緑豆は小粒なので、比較的早く煮えるのも良いところ。
今回は蓮の実とはと麦も一緒に加えてお粥にしました。
下処理した鶏の手羽肉も一緒に煮たので、今朝のごはんはこれだけでOKです♪





手羽肉の骨ははずしておきました。



犬のごはんと


猫のごはんと

人のごはんにするときは、塩や胡椒を一振りすると、美味しく食べられます。

わが家の犬も猫も、少し体に熱がこもっている感じがしています。
人だけではなく、ワンちゃん猫さんも一緒に暮らしているので、
どうしてもお天気の影響は受けてしまいますね。
そんな時こそ、薬膳の力が役に立つと思うのです。
本格的な秋を迎える前に、夏の熱と疲れをしっかり取っておきたいと思います。

お粥を食べると、元気が出ますよ♪


今日の食材:米・緑豆・蓮の実・はと麦・鶏の手羽肉・みかんの皮
緑豆は冷やす力が強いので、胃腸が弱い人や犬猫さんは、食べすぎに注意してくださいね。


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ペットの食育講座を開催しています。
詳しいことはこちらから→ペットの食育入門講座




  


2021年08月30日

薬膳ごはん、人もペットも一緒に食べよう♪残暑に食べたい食材。

こんにちは♪
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。
薬膳講師もしています。


毎日毎日、本当に暑いです。
ワンちゃん猫さんの体調は大丈夫ですか?
もちろん飼い主さんもお元気ですか?
飼い主さんが元気であってこそ、ワンちゃん猫さんたちが元気で過ごせます。
まずは、飼い主さんが元気でいてくださいね。

今日はこんな時に特におすすめしたい食材、2つご紹介します。

最初は「わかめ」
わかめは食べた後、体にたまった余分な熱を冷ましてくれる食材です。
水分の代謝を高めるので、むくみや消化不良を改善します。

もう一つは「はと麦」
美肌効果で有名なはと麦は、湿気によるむくみを解消します。
そのため、むくみやだるさ、神経痛や食欲不振、吹き出物などに効果があると言われています。
そばかすや美白効果も期待できそうです♪
スーパーでも気軽に手に入ります。
引き割になって、炊飯器でごはんと一緒に炊けるものが売っています。
とても気軽に使えます。
粒のままのものは、茹でてから使うとぷりぷりとしていて美味しいです。


毎日暑く、しかも今年は湿度も高いですね。
とても疲れやすくなってしまいます。
こんな時は秋が来る前に、余分な熱はしっかり冷まし、余分な湿気も取り除いておきたいものです。
体を冷やす食材が気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、
今、冷やしてはいけないのは消化器。
冷たいごはんや飲み物は、胃腸を冷やします。
温かい食事を食べつつ、食材で余分な熱を冷ますのが
今の時期には大切です。
ワンちゃん猫さんのごはんも、冷蔵庫から出したばかりの冷え冷えじゃない方がいいですね。
少し、温めて食べさせてあげてくださいね。

この食材を組み合わせて作ったのがこのごはん。






犬のごはんと



猫のごはんと。

とても簡単ですが、今年の残暑対策の薬膳ごはんです。

※体がとても冷えている時や、強い冷え性の人や犬猫、
お腹が緩くなっているときは、冷ます食材の食べすぎには気を付けてくださいね。


今日の食材:鶏肉・わかめ・ニンジン・茹でたはと麦・炊いたごはん