2022年01月26日

冬の土用に何食べる

こんにちは。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

1月も下旬になり、だいぶ日が長くなりましたね。
朝晩の散歩をしていると、変化がよくわかります。
日差しも少し強くなってきたようです。
雪はありますが、明るさが増してきたようですね。

2月4日は立春。
暦の上では春になります。
その前日の節分までの2週間は「土用」と言われる時期です。
土用は次の季節に移るための準備期間。
「少し体を休ませましょう」の時期だと言われています。
特に休ませたいのは、胃腸です。

中医学で季節によって、対応している内臓や過ごし方の注意点などがあります。
土用に対応するのが「脾」。
脾は現在の消化器にあたります。
土用は特に脾をいたわりたい時期なのです。

食べたもので身体は作られていますが、胃腸が弱ければ、せっかく食べても体の中で使うことができません。
なので、土用の時期の今は、特に消化器を大切にしたい季節です。
ワンちゃん猫さん、そして人も同じです。

そして次に来る季節は春。
ウキウキする季節の前に、まず体を備えておきたいです。


わが家のごはん。



今日も楽しくごはんを待っています。


わが家では、冬の寒さも考えながら土用を意識して春の準備を始めました。
よく登場するのが大根とはと麦です。





大根と豚肉、大豆と昆布の煮ものごはん

お惣菜を乗せたようなごはんです。
味を付ける前に、取り分けておいて、冷めてからごはんにのせました。

大根は消化酵素の働きで、胃のもたれや消化不良やお腹の張りなどの不快感を解消します。
食べすぎた時には特におすすめの食材ですね。
また、胃に熱がたまると食欲が止まらなくなることもあります。
この両方にうまく働いてくれるのが大根です。

薬膳では、気の巡りを良くして降ろす働きがあると言われています。
これから急に暖かくなってきたときに、気が上がりやすくなったりするので、
今から食べておきたい食材です。
消化を助けたり胃熱がある時は大根おろしなどで食べると良いですが、
それ以外の時は煮てもいいですね。

お腹を休めたいので、いっぱい食べるのも気を付けたいところです。
わが家の場合、飼い主が一番気を付けなければ・・・と思っています^^:

はと麦も大切。
ごはんを炊くときに一緒に入れると簡単です。

次の季節を元気に過ごすために、今からできることをしておけると良いですね。


ワンちゃん猫さんとの毎日が、楽しい日々でありますように。