2022年01月30日

ペットと穏やかに暮らす

こんにちは。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

週末に、ペットの中医学・ペットの薬膳をお伝えします。

これまで、犬の元気5点セット や、 歳を重ねる事 食べると良いモノ悪いモノをお伝えしました。
今日は「穏やかに暮らす」をお伝えしたいと思います。

黄帝内経の「四気調神大論篇」に、季節の養生法が書かれています。
それぞれの季節の特徴から、季節をどう過ごせばいいのかが書かれていて、現代の日本でもとても参考になるものです。
次回以降、季節の最初にお伝えしていこうと思います。

季節の養生法の中には、「心安らかに」「気持ちを楽にする」ことがよく出てきます。
例えば、1月は真冬の時期。
「心はしまい隠すように安静にさせる」とあります。
他の季節には、「心持を活き活きとし、元気を充満させて心をはげまして目を楽しませる」だったり、
「気持ちを楽にして、怒ってはならない」など、心を穏やかに過ごすことをすすめています。

中医学では「心と体は繋がっている」と考えています。
ですから、体調を整えるためには、心が穏やかであることもとても大切に考えているんですね。



では、ワンちゃんや猫さんが穏やかで過ごすにはどうしたらいいでしょうか?


私は飼い主さんが穏やかに過ごすことだと考えています。

ペットと飼い主さんはとても似ていますよね。
顔も似てきたりしませんか??何となく…^^

これは体調も同じです。
例えばわが家でも、何となく私の体調が良くない時、犬のしおんが同じような体調不良だなと感じることはよくあります。
もしその時に気がつければ、同じように体調不良の原因を探して、解決することができるかもしれません。
もしワンちゃん猫さんに「元気で長生きして欲しい!」と思うなら、
まず飼い主さんが元気でいて欲しいと思います。

飼い主さんとペットさんは、特別なご縁があると言われています。
そうして出会った飼い主さんとペットさんは、体も心も大きくかかわります。
ほがらかに穏やかに、元気に過ごしてもらうためにも、
飼い主さんが一緒に元気にお過ごしくださいね。

一緒に元気に過ごすために、
薬膳の知恵が「食」をみなおすきっかけになれば、幸いです。

次回のブログから、中医学の基本をお伝えします。
ワンちゃん猫さんとの毎日が、楽しい日々でありますように。




  


2022年01月26日

冬の土用に何食べる

こんにちは。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

1月も下旬になり、だいぶ日が長くなりましたね。
朝晩の散歩をしていると、変化がよくわかります。
日差しも少し強くなってきたようです。
雪はありますが、明るさが増してきたようですね。

2月4日は立春。
暦の上では春になります。
その前日の節分までの2週間は「土用」と言われる時期です。
土用は次の季節に移るための準備期間。
「少し体を休ませましょう」の時期だと言われています。
特に休ませたいのは、胃腸です。

中医学で季節によって、対応している内臓や過ごし方の注意点などがあります。
土用に対応するのが「脾」。
脾は現在の消化器にあたります。
土用は特に脾をいたわりたい時期なのです。

食べたもので身体は作られていますが、胃腸が弱ければ、せっかく食べても体の中で使うことができません。
なので、土用の時期の今は、特に消化器を大切にしたい季節です。
ワンちゃん猫さん、そして人も同じです。

そして次に来る季節は春。
ウキウキする季節の前に、まず体を備えておきたいです。


わが家のごはん。



今日も楽しくごはんを待っています。


わが家では、冬の寒さも考えながら土用を意識して春の準備を始めました。
よく登場するのが大根とはと麦です。





大根と豚肉、大豆と昆布の煮ものごはん

お惣菜を乗せたようなごはんです。
味を付ける前に、取り分けておいて、冷めてからごはんにのせました。

大根は消化酵素の働きで、胃のもたれや消化不良やお腹の張りなどの不快感を解消します。
食べすぎた時には特におすすめの食材ですね。
また、胃に熱がたまると食欲が止まらなくなることもあります。
この両方にうまく働いてくれるのが大根です。

薬膳では、気の巡りを良くして降ろす働きがあると言われています。
これから急に暖かくなってきたときに、気が上がりやすくなったりするので、
今から食べておきたい食材です。
消化を助けたり胃熱がある時は大根おろしなどで食べると良いですが、
それ以外の時は煮てもいいですね。

お腹を休めたいので、いっぱい食べるのも気を付けたいところです。
わが家の場合、飼い主が一番気を付けなければ・・・と思っています^^:

はと麦も大切。
ごはんを炊くときに一緒に入れると簡単です。

次の季節を元気に過ごすために、今からできることをしておけると良いですね。


ワンちゃん猫さんとの毎日が、楽しい日々でありますように。



  


2022年01月23日

食べると良いモノ、悪いモノ

こんにちは。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

週末に、ペットの中医学・ペットの薬膳をお伝えします。

これまで「犬の元気5点セット」と、
歳を重ねること」をお伝えしました。
今回は食材の考え方を見てみたいと思います。



薬膳では、食材の効果効能をお話しして、
「今はこの食材を、こういう調理方法で食べるのが良いですね」というお話をすることがあります。
中医学は予防を大切に考えるので、食事をとても大切にしています。
食べる人の、その時の体調によって「食べたほうがいいもの、控えたほうがいいもの」があります。

なので、
よくテレビや雑誌などで紹介された食材が大きな話題になりますが、
薬膳の食の効果効能とは、根本的に異なります。

テレビや雑誌で話題になる食材は、これまでもたくさんありました。
たくさんの人が見ている番組なので、「わたし」に合うかは、わからないですね。
テレビでいいと言われた食材を食べ続けて、元気になればもちろんいいのですが、
予期せぬ体調不良がおきたり、太ってしまったり。
よく聞く話です。
それは、食べた人にはその食材が「いい食材」ではなかったということかもしれません。
「食べ続けて体調が悪くなった」というなら、その食材には力があるからこそ、合わないものを食べて体調を崩した、とも言えます。
体質や季節は、いろいろ影響を受けるので、食べ物の癖にも現れたりするのです。

薬膳から見る食材の効果効能は、
まだ化学で分析することができなかった時代の、営養学(中医学では『営』を使います)です。
これが現代の技術で分析されて、見直されているのが中医学であり薬膳です。
季節によっても、年齢によっても、住んでいる場所によっても、
食べたいものは変わってきます。
薬膳の知恵で、ぜひ皆さんが元気で過ごしていただけたらなぁと思っています。

*****

特にワンちゃん猫さんの飼い主さんは、食材の話は気になりませんか?
ペットの食べていいもの悪いものは、現在ネットで検索すると、たくさん出てきます。
昔から言われている「ネギ類」は特に有名ですが、
他にもたくさんあって、中にはごはんも野菜も食べさせてはいけない食材として発信されたりもしています。
あまりにたくさんあると、「だからペットのごはんは手づくりするのが難しい」とも言われます。
もし気になるなぁという方には、ペット食育協会には、「NG食材講座」がありますので、受講していただくと考え方が学べますよ。

「NG食材講座」は、「ペットの食育入門講座」を受講していただいた方のみ受講していただけます。
まずは、「入門講座」を受講してみてくださいね。

ペットの入門講座の詳しいことは→こちらから

ペット食育協会のHPは→こちらから

ワンちゃん猫さんとの毎日が、楽しい日々でありますように。

  


2022年01月20日

【ペットの食育講座】入門講座のご案内

こんにちは。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

ペット食育協会®認定上級指導士として、
ペットの食育講座の入門講座と2級認定講座、NG食材講座をお伝えしています。
今年も入門講座・2級認定講座、NG食材講座を開催します。

ペットのごはんにご興味のある方は、ぜひ受講してみてくださいね。
ペットフードも手作りごはんも、飼い主さんのご都合に合わせて使っていただき、
ペットさんとの暮らしが楽しくなるお手伝いをさせていただきます。

【入門講座】
ペットのごはんの「基本のキ」をお伝えする講座です。
冷蔵庫にある食材で、ワンちゃん猫さんのごはんが作れるようになります。
安心してごはんが作れるようになりますよ。

入門講座は、一回完結の講座です。
月に1回程度、開講を予定しています。
ご都合の合う日に、ご連絡ください。
講座の締め切りは、開催日の1週間前です。

入門講座の詳しいことは→
こちらから

講座の日程は、リアルで行いますが、zoomを使用しての講座もお受けします。
ご検討ください。

入門講座・日程








日 程: 2/7(月) 3/5(土) 4/2(土)  5/23(月)  6/18(土)  7/5(火) 9/6(火) 10/30(日) 11/21(月) 12/3(土)

時 間:9:30~11:30頃 

会場:長野市 (お申込みいただいた後、詳しい場所をご案内します)

参加費:5500円/1名(テキスト代・講師レシピ等含む)

持ち物:筆記用具

◇お申込みは → avec.goody※gmail.com
          ※を@に変更して、送信してください。


講師:阿部弘子(ペット食育協会®上級指導士・国際中医薬膳師)

※一回完結の講座です。ご都合の良い日をお選びください。

ワンちゃん猫さんののごはんの基本を覚えたら、お誕生日のお祝いごはんや、お正月のおせち料理など、
楽しみが広がります。
気軽に受講してくださいね♪

webでの入門講座の詳しいことは→こちらから

ペット食育協会の詳しいことは→こちらからご覧ください。


ワンちゃん猫さんとの毎日が、楽しい日々でありますように。


  


2022年01月18日

雪遊びの後に食べたごはん

こんにちは。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

週の始まりに、わが家の犬と猫が食べたものをご紹介します。

今年は雪が多い長野地方。
雪かきをするかしないかの微妙な積雪なことが多く、
朝カーテンを開けるのに、ちょっと勇気が必要な時がありますね^^

先日の大雪。
雪かきのみなさま、お疲れさまでした。
ワンちゃんたちはどうですか?
雪遊びは好きですか?

わが家の場合

雪の中で張り切る12歳


積極的に遊びたいタイプです♪

楽しく遊ぶ姿は本当に嬉しいです。
そして、楽しく遊んだ後の疲れを、なるべく残さないようにしたいと最近は気を付けています。

私は雪かきの後、肩や背中がだるくなりました。
運動不足気味ですね。
このだるくなったり肩こりになったりすることを
中医学的には巡りが悪くなった状態と考えます。
「血」の巡りが悪くなっているので、肩が凝ってしまったり背中がだるくなったり痛くなったり。

たぶん犬も、背中や足がだるくなっているかなぁと考えて、
そこからごはんの食材を選びました。




イワシの缶詰を使ったごはん

入っている食材は、
・イワシの缶詰
・白菜
・パプリカ
・炊いたごはん
野菜を煮て、いわしの缶詰をごはんに乗せました。
イワシは体を温める働きをする食べ物。
血を補い、活血します。
パプリカは気を巡らしてくれます。
活血と共に取りたい食材です。


焼きサバと春菊の活血ごはん

入っている食材は、
・焼いたサバ
・舞茸
・春菊
・にんじん
・パプリカ
・白菜
サバもイワシと同じく、体を温める食べ物です。
血を補い、活血します。


「活血」とは、血行を促進し、血のとどこおりを解消すること。
イワシやサバにはこの活血の力があると言われています。


たくさん運動した後は、ごはんが楽しみ。

美味しく食べて、元気で過ごしてほしいと思っています。
わが家の犬のしおんと猫のらいかが食べたごはんを中心に、
薬膳ごはんにできることを、お伝えします。
薬膳ごはんは、仲良く元気に暮らす為のごはんかなぁと思っています。

ワンちゃん猫さんとの毎日が、楽しい日々でありますように。

※個別のご相談にはお答えしておりません。
何かご心配事がありましたら、かかりつけの獣医師さんにご相談をお願いいたします。

  


2022年01月15日

歳を重ねるということ

こんにちは。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

週末に、中医学をベースにしたワンちゃん猫さんとの暮らしのための工夫のいろいろを、
お伝えしたいと思っています。

前回は「犬の元気5点セット」をご紹介しました。
今日は、「歳を重ねること」を見てみたいと思います。

中医学の古典『黄帝内経』の中に、歳を重ねていくと体はどうなっていくかが書かれています。
「女性は7の倍数で体調の変わり目が訪れ、男性は8の倍数で変わり目が訪れる」
コマーシャルでも語られており、一度は聞いたことがある言葉ですね。

体調の変わり目は、年齢を重ねて起こる不調でもあります。
これが女性の場合は7の倍数、男性は8の倍数でおこると言われます。
これは人の場合。
では、犬や猫はどうなのでしょうか。




黄帝内経には、ペットさんたちの変化は書かれていません。
なので、想像するしかありません。
「犬も猫も、人の何倍もの速さで歳をとっていく」と言われます。
7歳過ぎると高齢と言われたりもしますね。

歳をとるということは悲しいことでもありますが、長い間一緒に過ごすことができたということでもあります。
なので、歳をとっていく悲しさを、

「一緒に過ごせた喜び」

に変えていきたいと思います。

その為にしておきたいこと。
それは、元気なうちに体のケアをしておこうということ。
病気になってから治療をするのはなかなか大変です。
けれど予防なら、毎日少しずつの積み重ねでできていきます。

黄帝内経の人の年の重ね方では、女性は28歳がピーク。
男性は32歳がピークとされています。
後は落ちていくだけ…^^;

でも、落ちていくスピードを遅らせたり、なだらかにしていく事はできます。
中医学や薬膳は、このあたりが大の得意分野です。
「養生」とも言います。
ワンちゃんや猫さんの歳をとっていくスピードも、少しでも遅くして、元気に充実した生活を送ってもらえると良いなと思います。

中医学でできる養生を、少しづつお伝えします。
ワンちゃん猫さんとの毎日が、楽しい日々でありますように。

※個別のご相談にはお答えしておりません。
何かご心配事がありましたら、かかりつけの獣医師さんにご相談をお願いいたします。
  


2022年01月11日

お粥2点

こんにちは。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

週の始まりに、わが家の犬と猫が食べたものをご紹介します。
時には、一緒に作った人間用のごはんも、ご紹介するかもしれません。

1月7日は七草粥でした。
お正月に食べすぎたお腹の調子を整えるために、お粥を食べると言われています。
最近では七草粥セットが売られているので、
気楽に七草を楽しむ事ができるようになりましたね。
私も少し前まで、七草のセットを買っていました。
今年はセットは利用せず、大根、白菜、菜の花、えのきを入れてお粥を炊きました。
トッピングはしらす。


七草粥2022

少しぽってりと炊き上げるのが日本のお粥の特徴ですが、
今回、割とさらっと仕上がりました^^;



中華粥

七草から2日後に、お粥再び。
こちらは簡単に、炊いたごはんから作ったお粥です。
お米が主食の国には、各国に「お粥」文化があるようです。
日本と中国では、作り方が違います。
水からお米を入れるか、煮立ったスープにお米を入れるか。
それだけの違いで、雰囲気の違うお粥になるんですね。

今回、鶏からとった出汁を煮たてて、ごはんを入れ、鶏手羽肉を入れました。
他に入っているのは、
生姜と陳皮(ちんぴ)
陳皮はみかんの皮を干したもの。
「陳」というのは古いものという意味があり、陳皮は古いものほど良いとされています。
今回使ったのは、この冬食べたみかんの皮を干したもの。
なので、きれいな黄色になっています。

※もし無農薬のみかんが手に入ったら、皮を干しておくと良いですね。
 お茶にも紅茶にも、お粥にも、いろいろに利用できます。

犬と猫のお粥には、
水で炒めた白菜とにんじん、細切り昆布をトッピング。


今日も美味しく食べてくれてありがとう♪



中華粥 人用

人用のお粥には、ちりめん山椒と塩昆布。

お粥はお腹を温めてくれます。
食べた後、ほんのりと胃の辺りが温かくなるのを感じたら、実はお腹が冷えていたのかもしれません。
お腹を温めることでちょっとした不調を改善することにつながったり、
元気が出たりします。
寒い日が続いています。
冷やさない工夫で、元気な春を迎えたいと思っています。

ワンちゃん猫さんとの毎日が、楽しい日々でありますように。

※個別のご相談にはお答えしておりません。
何かご心配事がありましたら、かかりつけの獣医師さんにご相談をお願いいたします。


  


2022年01月09日

犬の元気5点セット♪

こんにちは。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

週末は、中医学をベースにしたワンちゃん猫さんとの暮らしのための工夫のいろいろを、
お伝えしたいと思っています。

今日はまず、犬の元気のチェックポイントを見てみたいと思います。

ワンちゃんの楽しそうな姿は、嬉しいものです。
楽しそうにお散歩している愛犬、
ドッグランで楽しそうに走り回る愛犬、
そして美味しそうにご飯を食べている愛犬。
どれも、「今日も元気で嬉しい♪」しぐさですね。




犬の元気のチェックポイントを5つ挙げと、

 〇しっかり歩ける
 〇自ら水を飲む
 〇食欲がある
 〇伸びをする
 〇あくびをする

これを「犬の元気5点セット」と呼んだりします。
愛犬さんは、いかがですか?

5つのチェックポイントは、どれも普通にしているしぐさですが、
これを支えているのは、体がしっかりしていること。
そして、元気で過ごすためには
「食事と運動」が大切です。

「体は食べたものでできている」と言います。
食べる事は毎日ですし、とても大切なことだと思います。
そしてそれと同じくらい、体を動かすことも大事です。

ワンちゃんの散歩、最近では小型犬には散歩は必要ないと言われることもあるようですが、
とにかく運動は大事。
特別な運動をするのではなくても、毎日の散歩習慣は体力アップのためにも役立ちます。

けれど、中にはお散歩を好まないワンちゃんもいるようです。
その時は、何か理由があるかもしれませんね。

例えば…

いつもの散歩時間に、苦手なワンちゃんに会いたくないなぁと思っているとか、
それとも、体力がないとか
もしかしたら、「体がだるい」とか・・・
中医学では、胃腸が弱いと体がだるくなりやすいと言われています。
何となくだるくて、お散歩に行きたくないと思うこともあるかもしれません。
しっかり様子を見てあげてくださいね。

お散歩は、ストレス発散になります。
そして、体力アップにもつながります。
これは、人も犬も。
一緒に歩いて、一緒に健康になれる、とても良い方法です。
しっかり歩いた後はごはんもしっかり食べられますね。

食事と散歩はワンちゃんにとって、とても大きな楽しみです。
元気で長く一緒に過ごせるように、しっかり取り入れていきたい習慣です。

ワンちゃん猫さんとの毎日が、楽しい日々でありますように。


※個別のご相談にはお答えしておりません。
何かご心配事がありましたら、かかりつけの獣医師さんにご相談をお願いいたします。  


Posted by しおんママ at 12:52Comments(0)犬と暮らすペットの中医学

2022年01月04日

お正月の薬膳おやつ 犬と猫用

こんにちは。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

ペットのごはんは、ペットフードでも手作りのごはんでも、飼い主さんの生活に合っているのが一番ですね。

でも、ちょっと手作りにも興味があるなぁと言う時には
特別な日に、
おやつを一品
手作りしてみるのも楽しいものですよ。

私はこのお正月に、簡単なおやつを手作りしました。



薬膳ぜんざい
発酵あんこと黒練りゴマを混ぜ合わせた上に、茹でたゆり根とクコの実をトッピングしました。


ごまめ
ごまめに白ゴマをプラス。



梨とはちみつのデザート菊花和え
空気が乾燥してしていますね。
梨やはちみつは、肺や肌をうるおしてくれます。
梨は少し冷やすので、温かい室内や温かいお茶のお供にすると良いですね。
咳を止めるとも言われています。


梨のデザートを人用に盛りつけました
梨に合えている紫の菊の花は、乾燥させています。
漢方薬に使う菊花とは違いますが、色と香りと苦みという食材の力をプラスしました。


美味しそうに食べてくれると、本当に嬉しいです。

同じ時に同じ場所で、同じものを食べる事を「共食」と言います。
人とペットも「共食」で、絆が深まればいいなぁと思っています。
ワンちゃん猫さんとの毎日が、楽しい日々でありますように。



  


2022年01月01日

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。
ペットのごはんアドバイザーの阿部です。

とてもとても長い間、このブログを更新できていませんでした。
ペットの食育講座などの情報なども更新できず、大変失礼しました。
今年は気持ちも新たに、これまでとは別の切り口でブログを続けて行けたらと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

2022年の年明け、長野市は雪が積もりました。
日中は陽射しも明るく、嬉しい気持ちの元旦となりました。
今年はいいことがたくさんあると良いですね!





今年も、犬と猫用のおせちを作る事ができました。
とは言っても、本当にシンプルです。
特別なものはありませんでした。







今年用意したお正月ごはんは、
〇ブリの焼きもの
〇筑前煮風
〇ごぼうとにんじんの昆布巻き
〇茹でた黒豆
〇ほうれん草の卵巻き
〇茹でたゆり根
〇菊の花のちらし寿司
何となく薬膳風になっているでしょうか。

どれも、人と一緒に食べられるものばかりです。
黒豆は味付けをしていないのですが、
今年は人の黒豆も、味付けなしで工夫して食べようかなと考えています。
最近、黒豆の風味はお砂糖を使わなくても美味しいなと思います。
ブリは鮭と迷いましたが、骨を取り除く手間がかからないと思ったから。
長野県ではお正月に、鮭とブリ、両方を食べますよね。
筑前煮は薄く味を付けてありますが、人にも犬にも猫にも問題ない範囲です。
人のおせちと一緒に作れて、負担にならないものにしようと考えました。

12歳のゴールデンレトリバーのしおんは、すでに高齢犬と呼ばれる年齢です。
人に換算すると90歳くらいという説もあります。
なので、
「明日から始めよう」とか「いつかやろう」が、言えない年齢です。
新年を無事に迎える事ができて、おせちを準備することができることは本当に嬉しいことでした。

今、食べるものも大切にしたいと思っているのは、
いつか空に帰って行くときに、たくさんの美味しいものを食べた記憶を持っていってほしくて。
それと同時に、楽しい記憶も大切にしたいと思います。

めざしていくのは、元気にお散歩ができて、美味しくごはんが食べられる。
自分で排泄ができる高齢犬。
寝たきりにさせない、元気な生活をめざします。

実は中医学には、工夫できることがたくさんあります。
薬膳は、季節の食べ物だけではありません。
それは人だけでなく、犬や猫にも応用ができる事なんです。
そんなことを綴っていこうと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。